山中伸弥さんをご存じですか?
2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、まだ記憶に新しいので覚えている人も多いとは思います。
記者からの「(メダルを)かじってもらっていいですか?」の質問に、「そういうことはできません。貴重なものですから。」と答えていたのが印象的でした。
そもそも記者の程度が低い…
山中さんは、iPS細胞の研究、開発による功績に対してノーベル賞が贈られたのですが、iPS細胞についてざっくり説明します。
iPS細胞とは、皮膚や血液などの細胞に特定の遺伝子を導入し、心臓や神経、肝臓などさまざまな細胞になれる能力を持たせた細胞のことです。
無限に増やすこともできるそうです。
さまざまな細胞になれるということで、「再生医療」など幅広く応用ができると期待されています。
そして、このiPS細胞を使った臨床研究が日本で成功したことによって、 「再生医療」による新しい治療が現実味を帯びています。
再生医療による薄毛治療
ここからが本題です。
「再生医療」とは、ケガや病気で冒された組織や臓器を自分自身の幹細胞を使って元通りの形や機能を再生する最先端の医療技術のことですが、この「再生医療」で毛根を再生するというのです。
具体的には、髪が生えるのに重要な役割を持つ細胞を取り出すために、患者の毛髪から毛根ごと頭皮を切ります。
その毛根からその細胞を取り出し、数カ月かけて細胞を数百万個に増やします。
そしてそれを薄毛になった頭皮に注入し衰えた毛根を刺激することで、再び髪が生える状態に戻していくという方法だそうです。
この治療法には、
- 植毛と比べて、体への負担が少ない。
- 植毛の場合、医師の技量がかなり左右するが、再生医療の場合は大きな手術をすることがないため、医師の技術がほぼ等しい。
- 育毛剤と比べて時間がかからない。
といったメリットがあるそうです。
この治療法、今年度中には臨床研究を行い、18年の実用化を目指しているそうです。
18年といえば、後3年ほどですね。
2022/01/23現在まだ実用化はされていないようです。
それっぽい名前の治療はありますが、僕が受けた注射と同じ内容だったので今回の話とは違いました。
気になるのはそのお値段。
一体いくらになるのでしょう。(絶対手が出ないレベル(笑))
いつの日か薄毛で悩む人がいなくなる日もくるかもしれません。
今回はここまで。
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